相撲用語

あ~こ

あいよつ
互いに取り組む両力士の得意四つで組むこと。
あごをかます
物を頼まれても、けんもほろほろに断ること。
あらきだ
東京荒川沿岸の荒木田原に産した壁土用の土(土俵の土)
あんこ
太った力士のこと。魚のあんこうが語源。
あんま
番付下位の力士が上位力士の稽古の調整台になる事。
いいとこうる
知ったかぶりをして、話を作ること。
いかをきめる
勝負に勝ってそのまま逃げること。(勝ち逃げ)
いきたい
勝負の分かれ目で、少しでも逆転可能な体勢。
いたみわけ
取組中、両方の力士が負傷続行不可能で、審判が引き分けにする。
いなす
相手の攻撃をうまくかわすこと。
うちだし
その日の行事(取り組みや弓取り式)が終了すること。
えびすこ
大食いのこと。
おおがしら
幕下筆頭の力士。
おこめ
お金、給金、小遣いのこと。
おす
相手におごらせること。
おっつける
脇を締めて、相手の肘を極める。相手におごらせるように仕向ける。
おんをかえす
稽古をつけてくれた先輩力士に本場所で勝つ。又は、番付を抜く事。
がいにする
こてんぱんにやっつけること。
かおじゃない
実力や貫禄が伴っていないと言うこと。
かます
質に入れること。
かまし屋
質屋。
かわいがる
ぶつかり稽古で、相手をしごくこと。
きたむき
変わり者、すねっぽい人。
給金相撲
勝ち越しを決める一番。
きんぼし
平幕力士が、横綱に勝つこと。美しい女性のこと。
くらわす
げんこつで殴ること。
ぐんばい
取り組みの時、行司が手に持って勝敗を示すうちわ。
けんかよつ
得意の差し手が互いに逆であること。
こうえんかい
部屋や力士を応援する組織。
ごっつぁん
ごちそうさま、ありがとう。
ごのせん
立ち合いに、相手より遅く立ち、自分に有利な体勢に持っていく事。
こんぱち
指で相手のおでこをはじく。

 

 

 

さ~と

さじき
土俵まわりの桝席の事。
さしちがい
勝負に物言いがつき、行司の上げた軍配がくつがえされる事。
三番稽古
互角の実力を持つ力士が、二人で何番も稽古をする事。
さんやく
大関、関脇、小結の事。
しかをきめる
知らないふりをする。しらばっくれる事。
しきり
土俵に上がった力士が行う、立ち会うまでの動作。
しょっぱい
ケチな人。ふところがさみしいこと。不器用で相撲が弱い事。
しょにちをだす
本場所中初めて白星を挙げること。
すかす
部屋から脱走する事。
ずつきをかます
厳しく叱り付ける事。
すなかぶり
土俵下の観客席のこと。土俵の砂をかぶる事もあるから。
せきたんたく
急ぐ事。
せんしゅうらく
本場所15日間最後の日。
そっぷ
やせている力士。
たこになる
思い上がって天狗になる事。
たちもち
横綱土俵入りの介添え役で、右手に太刀を捧げる。
たてぎょうじ
行司の最高位。木村庄之助と式守伊之助の二人。
たにまち
後援者。
だんぱつしき
引退した力士の髷を落とし、第二の人生の門出を皆で祝う儀式。
ちゃんこ
力士が作る料理の事。
ちゃんすけ
旅館などで出すチップの事。
つなうちしき
新横綱が誕生すると、一門力士が部屋に集い、新しい綱をよる事。
つゆはらい
横綱土俵入りの介添え役で、土俵入りを先導する。
つらずもう
白星と黒星が交互に続く事。
てらきる
ピンハネする事。
でんしゃみち
立合いから一直線に土俵の外へ出される事。
とこやま
力士の髷を結う人。(入門三年間は見習)
どっこい
頑固者。間違っていてもそれを押し通す人。
どろぎ
稽古場などで、廻しをつけた力士が羽織る浴衣。
とんぱち
目先の見えない人。 勘の悪い人。(トンボに鉢巻の略)
ごのせん
立ち合いに、相手より遅く立ち、自分に有利な体勢に持っていく事。

 

 

 

な~れ

なかぞり
髷を結いやすくするため、頭髪の中心部を剃ること。
ねこかん
手も足も出なこと。 紙袋に押し込まれた猫からきていることば。
ばかまけする
呆れること。
はがみをいれる
借金する事。
はねだいこ
その日の取組み終了と翌日の興行を告げる為に打たれる太鼓。
ばりき
酒。
ひざがわらう
ひざががくがくする状態。
ひたちがた
ほら吹きで見栄を張る人。
日の下開山
日の下は天下、開山は開祖、力士では天下無双の強豪、横綱の事。
ふれだいこ
初日前日、市内や各部屋を回り、興行開始を告げるため打つ太鼓。
ほし
恋人や女性の事。
ぼんなか
気をきかすこと。
まえずもう
入門した直後の力士が本場所でまず取る相撲。
まわしうちわ
行司が間違えかけた判定を訂正する為、軍配を反対側に上げる事。
みみがわく
激しい稽古で耳が擦れ、はれて変形する事。
むこう給金
負け越しが決定する事。
結びの一番
その日の最後の取り組み。
むねをだす
ぶつかり稽古の受け手になる事。 おごること。
めがあく
初日から連敗していた力士が一勝目を挙げること。
めをだす
勝負に勝つこと。
めがね
覗き見する事。
もうしあい
勝ち抜き形式で稽古をする事。
やぐらだいこ
相撲興行を知らせるため、櫓の上で打つ太鼓。
やちんがたかい
実力以上の地位に上がって、負けが込む事。
やまいく
病気になったり、怪我をしたりすること。
やまげいこ
土俵以外の平地で稽古する事。
ゆみとりしき
結びの一番終了後、勝ち力士に代わって、その喜びを表す儀式。
ようろうきん
十両以上の力士に支払われる退職金。
よかた
素人の事。
れんごうげいこ
一門の合同稽古。